健康な日々を過ごすために
みなさんこんにちは。トビーです。
みなさんは病気に罹ったことはありますか?
自分は病気になりやすい体なため、普段から健康に気を付けて暮らしています。
みなさんの中には大きな病気を抱えている方もいれば、病気とは全く無縁の方もいると思います。
病気への考え方は人それぞれですが、出来るだけ健康に暮らしたいという思いは皆さん持っているでしょう。
そんな皆様のために今回は健康に暮らしていくために知っておいた方がいい予防医学について書いていきたいと思います。
この予防医学の考え方は昔の日本でも五節句として用いられていました。
そもそも健康ってどんなことを指すの?
一口に健康とはいっても、それが何かと問われると難しいものです。
なんとなく健康とはいっても、人によって答えは違うでしょう。
WHOは健康の概念として下記のように提唱しています。
Heath is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
日本語に訳すると大体こんな感じです。
健康とは、単に疾病がないということではなく、身体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態である。
病気にならないだけではなく、自分の身体、心、社会的関係が十分に充実していなければならないということです。
みなさんは健康と言えるでしょうか。
悩みのない人はいないとも言いますし、自分は真に健康だと言える人は少ないのではないかと思います。
皆さんが真に健康な暮らしを営むことが出来るのが理想ではありますが、それについてここで考えるのも壮大になりすぎてしまいます。
そこで今回は皆さんが疾病がないという点に絞って書こうと思います。
そのために知っておいた方がいい知識が予防医学です。
一次予防は病気になる人の割合を減らす考え方
一次予防は病気になる人の割合を減らすこと(
罹患率の低下)を目的としています。
方法としては、一般的な健康増進と特定の病気を特異的に予防する方法の2つがあります。
一般的な健康増進の方法としては健康教育と保育、労働環境の改善が挙げられます。
日常の生活環境を気を付けることで病気の危険性を減らそうという考え方です。
健康教育では運動、食事、減量、禁煙、節酒、栄養の指導を行います。
逆に言えば、これらの不摂生をすることで様々な病気になる危険性が高くなるということを示しています。
特定の病気を特異的に予防する方法としては、予防接種、手洗い・うがい、職業病、事故防止が挙げられます。
予防接種や手洗い・うがいで特定の細菌やウイルスに罹りにくくしたり、特定の職業でなりやすい病気を防いでいく考え方です。
これらの一次予防の取り組みでわかることは、普段の生活で気を付けることで、
生活習慣病や特定の
感染症、そして自分の職業で罹りやすい病気のリスクを減らせるということです。
生活習慣病についてはまたいつか記事を書きたいと思います。
二次予防は病気を早く見つける考え方
二次予防は病気を早く見つけることでその病気での死亡率を低下させたり、生存期間を長くするという考え方です。
病気を早く発見し、早く治療することが大事です。
そのために行われていることとしては健康診断、人間ドック、がん検診、集団検診等があります。
病気のリスクが高い人がいる集団に検診を行うことで、病気になっている人を早く見つけることが出来ます。
みなさんも自分に当てはまる検診は積極的に受けるようにしましょう。
三次予防は社会復帰の考え方
三次予防はADL,
QOLの維持と社会復帰を目的としています。
ADLとはActivity of Daily Livingの略です。
食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴などの日常的な動作のことを示しています。
日常動作が1人で出来る状態を保とうということです。
健康寿命を延ばしたり、生活の質の向上を目指しています。
これらの目標を達成するためには
病気が治った後も出来るだけ今までと変わらない生活を送ろうという考え方です。
病気になったからといって悲観的にならずに、今自分が出来ること(リハビリ等)をして明るい未来を目指したいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は健康に生きるために
予防医学の考え方を学びました。
第一に病気にならないように普段の生活で不摂生をし過ぎない様に気を付けること。
第二に健康診断等はきちんと受けて、自分の身体の病気のリスクや病気を出来るだけ早く見つけること。
第三に病気になった後はリハビリをしっかりとして元と変わらない生活を目指そう。
この3つを理解していただければ嬉しいです。